車の部品で大事なものと言ったらブレーキ!
車検時にブレーキオイル(ブレーキフルード)の交換を進められると思いますけど、これはしておいた方がいいと思います!
ブレーキにエアをかませてしまうと大変です!
もしエアを噛んでしまったときどんな症状が起きるのか、こんな点検でわかりますよ!
もしブレーキにエアを噛ませてしまったらこんな症状が?
よくブレーキにエアを噛んだとか言ったりしますけど、噛ませてしまった時どんな症状が起きるのか知っておいた方がいいと思います!
ふわふわする感じがする
よく言われるのが、エアを噛ませてしまうとふわふわするとか言いますけど、
どんな感じなんだよって思いますよね?
どんな感じなのかと言いますとそのままふわふわするような感じなんですけど、
ブレーキペダルがものすごく軽く感じるんです。踏んだ時に何か変かな?って思います。
もっとわかりやすいのはこんな症状があります!
固くならずに底まで踏める
ふわふわする感じがしていて、何回踏んでも途中で固くならずにブレーキペダルが底まで踏めるような感じがする場合があります。
こうなったらほぼブレーキにエアを噛んでいると思っても間違いないでしょう!
まずブレーキの不具合が起きたらかなり危険な状態なので、車を止めて運転しないようにした方が安全です!
エアを噛んだ状態のブレーキはブレーキの利きもよろしくないので、万が一止まれないってことが起きない為にもまずは車屋に連絡した方がいいですね!
どんなことが原因でエアを噛んでしまう?
正直なところ簡単にはブレーキにエアを噛ませることはないと思います。
ただもし噛ませることがあるとしたらどんなことが原因で起きるのでしょうか?
考えられるのはこんな事じゃないですかね?
エア抜き不足
ブレーキをオーバーホールした時のエア抜き不足がまず考えられます!
オーバーホールってブレーキをバラバラに分解するんですけど、その時本来ブレーキオイルは漏れが無いように密封されているんです。
バラバラに分解するので、ブレーキオイルの中にエアが混ざってしまうんですよね。
そのエアを抜く作業をエア抜きと呼ぶんですけど、そのエア抜きが不十分でエアが抜き切れてない事も考えられますね!
ブリーダーからの混入
ブレーキにはエアを抜くためにブリーダーと呼ばれるものが付いているんですが、
ここを何らかの為に緩めてしまって、そこからエアが逆流してエアを噛んでしまう!
そんなことも考えられますね!

出典:http://www.garitto.com/
これは滅多にあるものじゃないと思いますけど・・・。
古いブレーキオイルを使用し続けている
一般の人だとこれが主な原因にはなるのではないのかなと思います。
ブレーキオイルって、沸点が高いんですよ!
ブレーキって摩擦によってかなり高温になったりするんですが、沸点が低いとブレーキオイルが沸騰してしまうんです。
沸騰すると気泡が出来ると思うんですが、この気泡がエア噛みの原因の一つでもあるんです!
なので車検の2年に1回はブレーキオイルを交換して、劣化したブレーキオイルから新品のブレーキオイルにした方がいい理由でもあるんです!
水分を含んでもダメ
ブレーキオイルと水ってかなり相性が悪いんです。
水分を含めば劣化も早くなりますし、沸点も下がってしまう恐れがあるんです。
だからブレーキオイルが入っているタンクも密閉度が高いんですよね!
点検方法なんてあるの?
ブレーキがエアを噛んでないかの点検をする時はこんなことを注意していればいいんです!
ブレーキを分解せずに車に乗った状態で点検できるんです!
エンジンをかけないで、何回もブレーキを踏んでみる!
これです!
これだけです!
エンジンをかけないでブレーキを何度も踏むと、ブレーキの圧力が高くなって固くなります!
逆にエアを噛んだ状態ですと、固くならずに底まで踏めてしまいます!
この点検をすることによって、エアを噛んでるか噛んでないか確認することが出来ますので、参考にしてみてください!
最後に
ブレーキのエア噛みって普通に乗ってるとそんなに遭遇しないんですよね。
ただ整備士をしていると整備途中でエアを噛むなんてよくあることだったりするんですよ・・・。
いざという時の症状とかをわかっていると安心できると思うので、頭の片隅とかにでも入れておいてください!
ではこの辺で!