最近まだ暑い日が続いてます・・・。
せっかくのお盆なのに予定もなくぼーっとしている日が多くなってしまっています。
そんな話は置いておきまして、人気車種のフィット!
現在はモデルチェンジを重ねて3代目フィットになってます!そんな人気のホンダ フィットなんですがね、実は結構持病ともいうような症状が頻発に発生したりするんですよね。
それがどんな症状で、解決策は何かあるのか?っていうのを整備士としての目線でお送りします!
ホンダ フィットの持病とは?
低燃費としてかなり定評があり人気になったホンダ フィットですが、実は結構頻発する症状があるんですよ!
どんな症状かと言えば、発進時に車体がガタガタと振動するようなそんな症状です!
文字であらわすとなるとなるとなかなか表現しづらいんですよねー。
でも本当にすごいガタガタ!って振動るので、どんなに車に詳しくなくても何かおかしい!って気づきますよ。
本当にボルトやネジが外れるんじゃないかってくらいガタガタと振動します!
そのガタガタはどんな時に発生するのかと言いますと、車が停車しているときから発進する時のその一瞬だけです!
もっと細かく言えば、信号待ちして青信号になり車を発進させるその1~2秒の間の一瞬ガタガタ!って症状が出ます!
発進してしまえばあとはスムーズに走ることが出来るので、あまり気にならなくなるんですけどね、また信号待ちしたときが地獄です・・・。発進するとガタガタ!ってしちゃうんですよ・・・。
これがまたかなり不快なんですよね・・・。そんな症状がホンダ フィットの持病ともいわれる症状です。

出典:http://www.hybrid-nenpi.com/
ガタガタする症状、ジャダーって何?
先ほどガタガタする症状についてお伝えしました。
それってなんで起きるのか?なんて気になる方はほぼいないと思うんですけど、何が原因なのか?は気になるはず!
ガタガタする原因はミッションなんです!
ミッションってまずいんじゃないの?!確かにまずいんですけど、構造上の問題なんですよ!
というのも、ホンダ フィットに使われているのはオートマの中でもCVTと言われるもの!
最近は低燃費と言ことでCVTを使っている車種が多いんですけどね!でもそのCVTが問題ってよりCVTとエンジンをつないでいるところに問題があるんです!
ほとんどの車がトルクコンバーター、通称トルコンと言われる装置を使っているのに対してフィットのエンジンで使っているのは、クラッチなんです!そのクラッチがガタガタと悪さするんですよ!

出典:https://ja.wikipedia.org/
そのクラッチがガタガタ振動するジャダーと言われるものが発生してあんな車体がガタガタと不快な振動するんですよ!
ジャダーが発生したら放置しないで修理した方がいい?
せっかくの大事な愛車がガタガタと振動し始めてきたけど、走れるしそのままでもいいのかな?
なんて疑問を持つ人もいると思うんですが、結論を言いますと、別にすぐに急いで修理しなくてもいい!って見解になります。
というのもほぼほぼ再発する可能性があるんです!だから無理して急いで直さなくてもなぁって思っちゃいます。
いずれは直さなきゃいけないんですけどね、でもすぐじゃなくてもいいか!発進時の不快感を我慢すればいい!的な発想です!
あくまでも個人的な意見です
ジャダーを直す方法とは?
それでもガタガタとするの不快だから直したい!直す方法は?
直すとなると、ミッションを降ろしてクラッチを交換!が一番なんですけど、それだと結構工賃とか高くなりますよね・・・。
ケミカル商品を入れても治まるみたいなことを聞きますけど、正直あまり信用してないんです。
今回のジャダーはミッション側が問題ですから意外とミッションオイルを交換して治まるんです!
ただ交換して終わり!ってわけではないんですけどね。交換時に当たり付けと言われる作業をした方がほぼジャダーが消えます!
ほぼというのは、たまーにひどいジャダーだと残ったりするんですよ。その時はまた当たり付けしたらほぼなくなりますけどね!
そのあたりづけのやり方とは、
当たりつけの方法
- CVTオイルを抜き新品のCVTオイルを入れる
- Dレンジでブレーキを踏みながらアクセル全開3秒
- Nレンジで3000回転を20秒間
- Rレンジでブレーキを踏みながらアクセル全開3秒
- Nレンジで3000回転を20秒間
- Dレンジでブレーキを踏みながらアクセル全開3秒
- Nレンジで3000回転を20秒間
- 馴染ませるためにエンジンかけたまま30分程無負荷で放置
- CVTオイルを抜き新品のCVTオイルを入れる
- Dレンジでブレーキを踏みながらアクセル全開3秒
- Nレンジで3000回転を20秒間
- Rレンジでブレーキを踏みながらアクセル全開3秒
- Nレンジで3000回転を20秒間
- Dレンジでブレーキを踏みながらアクセル全開3秒
- Nレンジで3000回転を20秒間
- 馴染ませるためにエンジンかけたまま30分程無負荷で放置
- その後時速60㎞/hで無負荷で5秒間走行で初期学習させる
工程としてはこうなります!
意外と長い様に感じますが、同じことを2回繰り返しているだけなんです!この時に使用するオイルがホンダ純正のHMMFを使用して下さい!
これでほとんどのジャダーが消えます!
最後に
ホンダ フィットの持病のジャダーの消し方は何もクラッチ交換部品交換だけじゃなくて、オイルを交換と当たり付けで治まるんです!
ちょっとめんどくさくても、これをやっておけば消えますからね、部品交換よりはかなり安く済みますよ!
今回のジャダーはフィットだけじゃなくて、ほかの車種にも有効なんです!
エンジンがL○○Aとかそんなエンジンの車種に有効ですよ!
では今回はこの辺で失礼しますね!